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SDGsの取り組み

海辺の森でSDGsを実践する

 海辺の森では、以前からSDGsの取り組みを積極的に行ってきました。

 クロマツの維持管理や伐採対象となっているニセアカシアを木質資源として活用するなど、環境保全活動に取り組む一方で、海辺の森の資源を活用した門松づくりやクラフト体験なども実施しており、多くのお客様にご好評をいただいています。

 また、海岸清掃で集めた流木や建築廃材を活用し、「もったいない」という発想をもとに、本来廃棄されるものから新たな価値あるものを生み出す仕組みを取り入れています。

 これらの資源をアート作品へと生まれ変わらせる取り組みとして、お客様と共に制作活動を行ないました。流木を用いたアート作品は、毎年、新潟市の芸術祭に展示されております。

 海辺の森で大きな課題となっている不法投棄や環境問題について、私たちは、SDGs12番の目標に『次世代に「伝える責任」』を追記して、伝え続けたいと考えています。
 そして、これらの問題を社会に問いかけるような機会を、今後も作り出していけるように活動を続けていきます。

海辺の森でのアート制作と展示



不法投棄等の社会問題を、アートの力で解決していく


 海辺の森では、令和5年度よりSDGsの取り組みを本格的に行っています。
 
 地域の環境問題の一つである不法投棄に着目し、日々巡回パトロールを行いながらゴミを集めてきました。
 
 しかし、私たちは単にゴミを取り除くだけでなく、アートの力を活用して美しい場所をつくり出すことで、不法投棄そのものをなくすことを目指し、社会問題をアートの力で解決する取り組みを進めています。

 令和5年度では、海岸清掃や流木集めを実施するとともに、それらを活用したアート制作プロジェクトを展開し、最後には海辺の森で初のアートフェスティバルを開催しました。

 新潟市の芸術祭では、集めた流木を使用した作品を展示し、環境問題についてアートを通じて考える機会を提供しました。
 
 今後もSDGsへの取り組みを継続的に実施し、社会に拡げていきます。

環境保全活動について


自然環境を次世代に繋げる


 海辺の森は広大な自然環境を有しており、その保全には日々の森の管理が欠かせません。

 海辺の森協議会をはじめ、行政、企業、自治体などが連携し、継続的に環境保全活動を実施しています。しかし、保全活動を担う人材の高齢化が進んでおり、若手の育成が喫緊の課題となっています。

 そこで、定期的な環境保全活動への参加や呼びかけを行い、地域の方々と協力しながら若手リーダーの育成に取り組むとともに、海辺の森及び周辺地域の保全活動に寄与する仕組みを構築しています。

コミュニティビジネスを海辺の森で


海辺の森の資源がお客様の喜びに


 海辺の森では、有志で立ち上げた任意団体「CB南浜カンパニー」が活躍しています。

 この団体は、地元住民を中心に、門松づくりやクラフト体験の材料として海辺の森の豊かな資源を活用する取り組みを行っています。

 採取から製作、販売に至るまで全てをメンバー自らの手で手がけており、こうした活動は地域の魅力を発信するだけでなく、地域住民とお客様とのつながりを深める場にもなっています。

 さらに、当団体の活動は、メンバーそれぞれが生きがいを感じる場となっており、高齢者が積極的に参加しています。培ってきた知識や技術を活かして社会に貢献しながら、交流を楽しみ、新たなやりがいを見つけています。

 このように、地域の活性化とともに、メンバー一人ひとりの人生を豊かにする場となっています。